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2023/02/02



写真は1月の出張で都内泊の翌日に近くを通った時に撮影したもの。岡田新一設計の最高裁判所。何ものにも屈しないというか、気高い威厳というか、実にらしい建築。マッチョだなと思いつつ割と好き。画像検索で調べてみたら、このあたりからの撮影が案外多い。


割と日々、いろいろなことを反芻して見直しているのだけど、持ち物などへの意識が少し変わってきた。直して使いたいのだ(笑。


新しく購入して使っていくうちに馴染んでいき、愛着が湧いてくるものだと思っていたけど、そうじゃなくて、ちょっと調子の悪いもの(調べれば直せる程度のものだけど)を手に入れ、それを快適に使えるようにするだけで愛着マックスに。


最近ではB&OのBeoplay H8。実は裁判所の脇を通った先には、赤坂のB&Oがあり、そこでバッテリーを注文してきた。バッテリーが新しくなり、イヤーパッドを交換したら、気分良く使える。リモワのスーツケースも直したくて色々と調べた結果、リモワで修理できることがわかって送ってみた。逆に自分でも、買ったけどほとんど来ていない服はメルカリへ。個人輸入までして買ったスーツも着てないならと整理している。


ヤフオクからメルカリへ主戦場が移ったわけだが、メルカリの仕組みに関心している。


自分の不必要なものを手放し、誰かが購入したことで、物がお金に変わる。お金と言っても数字でしかないんだけど、その数字で他のものを購入することができる。


メルカリのカードを作ると、支払いを「月末締めの翌月末払い」に設定できるのだが、この決済が自由自在なのだ。締日と期日だけ決まっていて、その範囲であれば、いつ支払っても良い。で、支払い方には複数あり、自分のお金でもいいし、ポイントでもいいし、売上でもいいのだ。加えて、分割での支払いも可能で、このアイテムは分割へ、このアイテムは今月決済して、みたいな感じで振り分けることもできる。


これを活用すると、「家から物が無くなり、新たな物が届く」ということに。


これ、凄くない??と勝手に興奮している(笑。


決済を比較的自由に変更できるので、お金が動くことなく、それが実現できるのだ。

「メルカリは決済に自由度を与えたことで、あるユーザの要らない物が、そのユーザの要る物や欲しい物に変わる仕組み」

と言えるのではないかと。



産業の中で、いわゆる製造業は一番リスクが高い。材料費は高い、人件費は抑えたい、商品の価格に値頃感増す。という循環になっているわけだが、苦労して作って数ヶ月でリサイクルショップに並んでしまうようなもの、作りたいですか?って話だ。製造業の人を敵に回しそうだけど、メルカリは、作らなくて良い世界を作ったってことだと思う。


しかも、ユーザのやりとりが増えれば増えるほど、その10%がメルカリに入り、加えて流通業者にも稼働分が支払われるのだ。


僕の身体が急激に成長して気軽に服が買えなくなり、ヤフオクに助けを求めた。その結果、「ヤフオクがないと裸で暮らすことになる」と公言していたが、基本的に即時決済。クレジットカードを使えばタイムラグを作れるけど、ZOZOの後払いの仕組みと同じ感じ。自分の手元からキャッシュが出ていくことは避けられない。

けど、メルカリのこの仕組み、お金は動くけど、キャッシュが動いていない。世の中にあふれた物の再配置を実現し、物を作らない世界を作ったんだ!とコーフンしているのだ(笑。


そこで、「昔着てたんですが、サイズアウトして10年くらいそのままになってました」というサイズ6のモンクレールを購入。加えて、数回に分けて支払う定期購入に設定。その結果、初月の支払いは、自分の売上から払えた。


僕は不要な物が減り、モンクレールを手に入れ、相手は不要な物が減り、他の何かを手に入れるチャンスを得て、コンビニ、輸送業者は売り上げが立ち、メルカリも儲かっている。


ある住宅メーカーの社長と話をしてた時に、木の年輪よりも長く持つ家を作らないと森が育たない、と言われたのを思い出した。良いものを長く使うのは、何も一人でしなくても良い。一つのものを数人でシェアして使えば、物も長く活きることになる。


原材料の値上げで大変だ、どうしようという時代に、作らなくて済む世界がある気がしてきた。正しく言えば、作るべきものを精査する時代なのかもしれないとも思った。


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2023/03/02

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